僕が高校生の頃、パンクバンドにハマって下北沢シェルターに1人で遊びに行ってた。
リュックを背負って1時間半かけて下北沢まで行って、
シェルターの後ろの金網のところにリュックを押し込み、
はじまるまで端っこでタバコを吸ってやり過ごし、
ダイブして、tシャツ買って着替えて帰っていた。
それが僕の週末の過ごし方。
あの頃のバンドマンはみんなカッコよくて、到底ライブハウスで話しかけることなんてできなくって、
特にライブハウスで音もだち的な人は1人もできず、
閉塞感だけがやたら強かったライブハウス。
そういえば、あの頃よくライブハウスで鉢合わせていた、
穴の空いたジーンズを履いて、
氷結を持ち込んで居たロン毛のパンクスはどこに行っちゃったんだろう。
そんな思い出を辿っては確実に薄れている青春時代のこと。
巡りめぐり、
僕は多分、大人になって、
家を飛び出し働き、てめーの飯代くらいは稼げるようになり、
彼女へご馳走する余裕も少なからずできた。
立派だ。多分これは立派な大人だ。
少しづつ、つまらない大人になって行くけど、
多分、これは絶対に抗うことのできないこと。
過ごした過去に思いを馳せて、過ごせる未来を指折り数える。
常々僕は、青春はイマジネーションと言う。
閉塞感が強かったあの青春時代は紆余曲折あり、360度。
結局シェルターに戻ってきた。
青春なんてクソ喰らえだよ、
過ごせなかった理想なんてどうでもいいよ。
今だってあの頃こうしておけばよかったの連続だ。
昨日も今日も後悔の上に立って生きている。
今更だけど、僕とバンドをやってくれて、またシェルターに連れてきてくれてありがとう。
通勤、満員電車の中、僕はくろみと仔豚さんにありがとうを言いたい。
0 件のコメント:
コメントを投稿